河南省で炭鉱事故 当局、情報規制 「チリが羨ましい」=ネットユーザー
【大紀元日本10月18日】世界中がまだチリ鉱山の奇跡的な救出劇がもたらした感動に浸かっている中、16日朝、中国では河南省にある炭鉱で爆発事故が発生し、26人が死亡、11人が坑内に閉じ込められた。チリの救出劇の一部始終を詳しく報道した中国中央テレビ(CCTV)は、当日の夜のニュース番組で、自国の死者26人の大事故については触れることはなかった。
「国が違う、国情が違う」。チリの救出劇をテレビで見た趙衛星さんはメディアの取材にこう語った。趙さんは、昨年7月、貴州省の炭鉱で25日間も坑道に閉じ込められた末、奇跡の生還を果たした人物だ。
「避難所の存在は聞いたことはあるが、見たことはない」と炭鉱キャリア5~6年の趙さんは話した。「国有の大きな炭鉱はあるかもしれないが、個人経営の小さな炭鉱にはめったにない」という。避難所のない坑道で25日間、趙さんが口にしたものは木の皮と地下浸透水だけ。救出された時には皮下脂肪がほぼゼロで、医者は彼の生還を奇跡と称えた。一方、チリでは、地下の避難所に備蓄されていた水や食料を分け合って摂取し、太らないため軽い運動もしていたという。
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