【ショート・エッセイ】孝女・木蘭の物語

【大紀元日本9月12日】民間の伝承であるから、史実と照合させて当否を論じる必要はない。ただ、漢民族の伝統的な「好み」に対して、私たち日本人もいくらかの理解と共感を表したいと思うのだ。

木蘭(ムーラン)という父親思いの娘がいた。美しく、しとやかで、機織りと刺繍を好む木蘭の憂いは、老父に届いた出陣の命令であった。北魏(386~534)時代の作者不詳の長編詩「木蘭詩」に基づいて、以下を進める。

老父には、出陣できる男子はなかった。木蘭の弟はまだ幼い。そこで木蘭は、老いた父の代わりに、自ら男装して出陣することを決意する。女の身を甲冑で固め、父母に別れを告げた木蘭は荒野をゆく馬上の人となった。

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