重工業発展のもたらす汚染 周辺都市に「時限爆弾」=中国
【大紀元日本8月22日】先月、中国最大の黄金生産企業である紫金鉱業は、福建省にある同社の鉱山で、2回にわたり、廃水液を漏えいした。合わせて約1万立方メートルの廃水が近隣の河に流れ込み、魚の大量死を招いた。事故現場周囲の2村における抜き取り検査の結果、現地の飲用水と土壌のカドミウム含有量が極めて高いことが明らかになった。
鉱山が所在する上杭県の2村に住む多くの住民は、現地の水や土が汚染されていると疑い続けているが、資金鉱業と福建省当局は、水質が安全であるという調査結果を公表した。しかし、香港南華早報の今月16日の報道によると、中国環境科学研究院が二つの村からの水と土壌のサンプルを検査した結果、高濃度のカドミウムが検出された。
カドミウムは毒性の高い発がん物質。現地住民によると村ではこの2年間、一連の癌症状による死亡例が後を絶たず、死者の中には7歳の男児も含まれているという。
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