中共中央機関年度監査報告:偽造領収書で19億円流用

【大紀元日本6月26日】中国の政府機関と国有企業の財務収支の監査を行う「国家審計署」は23日、全人代の常務委員会に、09年度の中央予算の執行及びその他の財務収支に対して行った監査を報告した。それによると、56の政府中央機関を対象にした監査の結果、すでに精算された3万枚近くの領収書のうち、約18%にあたる5170枚は偽造であり、その総額は1.42億元(約19億円)に達する。

報告を行った「国家審計署」のトップ・劉家義氏によると、8つの中央機関と34の関連企業で、経済行為の実態がないにもかかわらず、偽造領収書で不正流用された国家資金は9784万元(約13億円)に達する。12つの中央機関と37の関連企業では、領収書の会計処理がずさんであるため、偽造領収書で不正流用された資金は4456万元(約6億円)に達するという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。