精神病患者1億超 社会の安定を脅す国民の心理健康問題=中国
【大紀元日本6月15日】中国の産業構造を叩く電子部品生産工場「富士康」の従業員連続自殺事件。1ヶ月間で7件に上る、刃物で幼稚園や小学校の児童を大量殺傷した無差別事件。新華社系列の「瞭望週刊」誌が先月、中国疾病予防制御センターの精神衛生センターが2009年に発表したデータを引用して、中国の各種の精神疾病患者の総数は1億人を超えていると報道した。
それによると、最近頻発する精神病患者による連続殺人事件の背後には、深刻な社会問題が隠されている。患者数1億人、重度患者数1600万人以上の精神病問題は、すでに中国社会の安定を脅かすほどであるという。
「瞭望週刊」の報道は、専門家の分析を引用して、生活リズムのスピードアップ、価値観の混乱や喪失、貧富格差の両極化など社会の劇的な変動が、国民の精神的・心理的健康に支障を作り、大量の精神病患者を出した原因であるとしている。
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