「死を覚悟で運動を阻止」 天安門事件当時の中国元首相日記、香港で出版へ
【大紀元日本6月6日】中国政府が、政治改革を求めた学生民主運動に武力弾圧で対応し、大勢の若者を殺害した「六・四天安門事件」が、今年で21周年になる。当時の首相であり、武力弾圧の陣頭指揮を取った李鵬氏の事件前後の日記を収録した本が、今月22日、香港で出版されることとなった。命をかけても、学生の運動を抑えようとしたことや、弾圧を決定した_deng_小平氏が、事件渦中に、江沢民を趙紫陽・元総書記の後任に指名した内容などが記されている。
「李鵬六・四日記」と題するこの本の原稿は、計279ページ。同氏の1989年4月15日から6月24日までの日記を編集したもので、香港「新世紀出版社」は今年1月に原稿を入手し、数カ月の査証や事実確認を経て、出版を決定した。
発行人である鮑朴氏(故・趙紫陽元総書記の秘書・鮑彤氏の息子)によると、ある仲介人から日記の原稿を入手したという。仲介人の名前は明らかにされていない。
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