中国製有害石膏ボード、メーカー公表へ 硫化水素100倍で健康被害=米国

【大紀元日本5月29日】米国消費者製品安全委員会(CPSC)は25日、中国製有害石膏ボード(ドライウォール)のメーカーを公表した。これらのメーカーが生産した石膏ボードから放出された硫化水素は、他国製品の100倍に達すると先月発表したばかりで、住宅所有者や販売業者に対し、中国製石膏ボードを撤去するよう勧告した。

今回公表したメーカーは、ドイツの子会社を含む製造業者の天津可耐福(クナーフ)石膏ボード公司のほか、泰安市泰山石膏板有限公司(山東省)、山東泰和東新公司(山東省)、山東晨翔石膏建材有限公司(山東省)、北新建材(北京)の5つで、これらのメーカーが生産した米国輸出用の石膏ボードがもっとも有害だされる。

問題の石膏ボードは2005年から2009年にかけて米南部の住宅建設に多く使用された。空前の住宅ブームとハリケーン「カトリーナ」などの復興で建材が不足したことが要因だという。

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