上海万博、混雑で多国館閉館 盗作疑惑続出 リハーサルで様々な問題

【大紀元日本4月27日】5月1日の開幕まであと少し。国家の威信をアピールする狙いで万博史上もっとも高いコストを投入した上海万博に、中国民衆の反応は意外に冷ややかだ。岡本真夜さんのヒット曲を盗作したとされるPR曲盗作疑惑事件の発覚に始まり、マスコットと中国館がそれぞれ、アメリカの漫画キャラと日本建築の盗作ではないかという疑惑が続出し、「4千億元を費した面子(体面)プロジェクトに、中国人の面子は完全に潰された」と中国国内のネットユーザーが猛批判している。

それだけではない。リハーサル初日では、混雑でイタリア館のガラスが割れて閉館した。ドイツ館、イギリス館、オーストラリア館も相次いで混乱で閉館した。上海万博を「死博」(万博を意味する中国語「世博」と同音)や「肉搏」(組み打ち)と皮肉る発言がネット上に溢れている。万博は、本当に無事に開催できるのか。

盗作が指摘され、記者会見は大混乱

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