【評論】「2012」からの警鐘
【大紀元日本11月28日】破滅と再生はマヤ人の宇宙観であり、マヤ文明の精華である。己の論理を実証するかのように、燦爛たる輝きを極めた後、マヤ文明は悄然と消えた。幸い、長期歴(マヤ歴)などが生き残り、不死鳥と化して彼らの論理を語り続けている。
長期歴によれば、今の世界は第5の周期に当たり、先行の4つの周期はいずれも何らかの原因で滅んだ。各周期は13バクトゥンに分けられ、各バクトゥンはさらに20期に分けられる。第5周期は紀元前3114年から2012年12月21日までであり、今の地球は1992年から2012年までの第13バクトゥンの第20期に入っている。いわば、現在の文明はまもなく最後の終点に到達する。
2012年が近づくにつれ、「2012年終末論」が急速に広がっている。映画「2012」がタイムリーにこのモチーフを取り上げ、こうした憂慮にフィードバックする。映画館で超現実的でリアルな「地球の破滅」を経験して、観客たちはおそらくマヤ文明の不死鳥の声に耳を傾けずにはいられなくなるだろう。
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