産学連携で新会社設立 電気自動車産業に新たな一歩
【大紀元日本8月25日】24日、慶大環境情報学部の清水浩教授らが、新しい電気自動車モデルの普及を目的とした会社「シムドライブ」(東京都千代田区)を設立したと、都内ホテルで開かれた記者会見で発表した。
会社は、産学連携で設立され、資本金は4400万円。出資元はベネッセ、ガリバーインターナショナル、丸紅、慶応大など。会長には福武總一郎ベネッセ会長兼CEO、顧問にはソニー前会長で現在クオンタムリープ代表取締役の出井伸之氏らが就任。
記者会見では、清水浩教授らの慶大研究室が開発した8輪の電気自動車「エリーカ」が公開された。エリーカには各車輪にモーターを組み込んだ駆動システム「インホイールモーター」が備わっており、従来のEVと比較すると充電1回あたりの走行距離が2倍になる。
日本から世界に普及する新しい電気自動車は、環境保護や産業創出に役立つ、と福武氏は語っている。エリーカは年内に試作品開発、2013年を目途に量産する意向。
(飯村)
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