漢方と武術

【大紀元日本8月17日】中国の伝統医学は悠久の歴史と奥深い学識があり、中国の武術は遥かに遠い源流と完備した理論がある。二者は生命の原理と医療の技術の面において通じ合うことが多く、相互に補完し、互いに参照する密接な関係がある。

多くの大医学者は有能な武術家でもある

大医学者が往々にして武術家でもあることは、医学と武術の融合が示されており、その源流は後漢の名医であった華佗まで溯ることができる。周知のように、華佗は中華の武術の先駆となる「五禽戯」(虎、鹿、熊、猿、鳥を真似て練習する)を発明した。唐代の名医であった孫思邈(そんしばく)は、かつて武術に精通し、武術の功夫である「一指点穴法」をもって大将軍・尉遅敬徳(585~658年、唐初の名将)の五十肩を治った。さらに南宋の末年に、全真教の道士である馬丹陽と丘処機は、武術にも医学にも精通していた。鍼灸医学の歴史の中に有名な「馬丹陽天星十二穴主治雑病歌」は、馬丹陽により編集されたものであり、一方、丘処機はかつてジンギスカンの医療健康顧問となっていた。

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