広東省・東莞市、玩具工場で集団抗議事件発生
【大紀元日本11月28日】11月25日午後、中国広東省東莞市の中堂鎮にある開達玩具工場で、労働争議から次第に大規模な集団抗議暴動に発展するという事件が発生した。この衝突で少なくとも工場の従業員5人が殴られ負傷した。当時、現場には2千人を超すほどの人が集まり、激昂した民衆により警察車両5台が横転させられた。
情報によると、開達玩具工場は香港開達実業有限公司に属する下請け企業で、現在およそ6千5百人の従業員を抱えており、今年2度に分けて契約満期となる従業員5百人に対し契約を打ち切る予定だった。これら契約を打ち切られた従業員は同工場ですでに10数年も働いている人もおり、その補償について従業員側に不満が生じ、今回の衝突が発生したという。
25日午後5時50分ごろ、解雇された労働者5百人が工場責任者に対し今回の契約打ち切りについての説明を求め工場入り口に集まった。当時、数十名の警察と治安員が現場にいたが、労働者を殴ったことから二千人以上の群衆に取り囲まれた。激昂した人々は警察車両5台を横転させた。その後、群衆は工場内に侵入し工場事務所の窓ガラス、パソコンなどの設備を破壊した。
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