中国遼寧省:メラミン含有飼料で毛皮用タヌキ1500頭中毒死

【大紀元日本10月23日】中国遼寧省の毛皮動物飼育場で、メラミンが含まれていた飼料を食べたタヌキ1500匹が中毒死した。

沈陽農業大学獣医系学者は、遼寧省のある動物飼育場で2ヶ月前から動物が腎臓結石でと死亡する例が次々と発生している事を実証したという。2ヶ月ちょっとで累計1500件以上の死亡例があり、研究員は事件後、与えられていた飼料と死亡した動物の体内の結石からメラミンを検出したという。

昨年、米国でも数十例の犬猫が結石で死亡する例が確認され、元凶は中国大陸で生産されたペット用飼料の中に含まれていたメラミンであった。事件後、中国当局はいくつかの業者の営業許可書を取消し、動物用食品の一連の検査を強化するという措置を公布している。しかし、中国大陸では闇工場が林立し、調査し切れていないのが現状だ。

(翻訳・坂本)
関連記事
現代の栄養に関する情報は混乱しがちですが、健康的な食事選びが寿命や病気予防に直結します。食の楽しみも大切にしつつ、シンプルな習慣を取り入れる方法を紹介します。
南極で撮影されたザトウクジラの泡を使った狩猟「バブルネットフィーディング」の美しい映像が話題に。自然の神秘と生態系の驚異を紹介する壮大な物語です。
新たな研究により、閉経後の女性における卵巣がんを最大96%検出可能な診断テストが発見されました。早期診断の重要性が強調され、従来のテストを上回る成果を示しています。
高齢者が血圧薬を中止した場合、特に認知症を患っている人々において、認知機能の低下が遅くなることがわかったとする […]
最近発表された研究によると、飲料水に含まれるフッ素の歯科健康に対する効果が、過去よりも低下している可能性がある […]