【大紀元日本9月21日】悪化し続けている中国有毒乳製品危機の影響を受け、米国コーヒーチェーン店スターバックスは19日、中国にある多くの分店での乳製品飲料の販売を停止した。この事件ではすでに乳児4人が死亡しており、この他に数千人の乳児が結石を患っている。
中国で大規模な乳製品の回収作業が展開される中、スターバックスは上記の措置を決定した。最初の報道では粉ミルクに工業用化学物質が含まれているという問題だけであったが、後に一般の牛乳、ヨーグルト、アイス・キャンデーなどにもこの物質が含まれている事が明らかになった。
中国政府は乳製品の大手メーカー「蒙牛」「伊利」「光明」の一部牛乳製品にも有毒化学物質であるメラミンが含まれている事が明らかになった後、全国各地のスーパーマーケットから同三社の商品を撤退させた。
中でも蒙牛はスターバックスへ商品を提供している主要メーカーの一つであったため、中国にあるスターバックス支店330店舗中3分の2が乳製品飲料の提供を停止することとなったという。
米国シアトルに本社を置くスターバックスコーヒーは、「我々が蒙牛から受け取っている牛乳製品の生産ロットは汚染されている商品項目には入っていないが、事件の重大性を鑑み、詳細がわかるまで全ての蒙牛牛乳製品から撤退する」と伝えている。
(翻訳・市村)
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