五輪トーチリレー中、地震募金参加呼びかけにやらせ発覚
【大紀元日本5月17日】中国四川省での大地震発生後、国営の中国中央電視台(CCTV)が、福建省で行われる五輪トーチリレー中、ランナーらに募金を宣伝するニュースにやらせが発覚され、中国のネット上で話題となり、民衆から五輪トーチに対する反発を招いた。
12日大地震後、国民の喜び及び高揚する愛国感情を高揚させる宣伝を狙う五輪トーチリレーに、多くの民衆が疑問を持ち始め、五輪トーチリレーを中止すべきだ、膨大な宣伝費用を震災の救援に回すべきだとの声が上がっている。四川大地震発生後二日目に実施された福建省での五輪トーチリレーで、地震募金の呼びかけが行われ、ランナーらが自ら募金に参加する一幕は、CCTV午後7時の全国放送ニュース番組で全国中に流れた。翌日も各地の新聞紙で地震および五輪トーチリレーの写真が同時に報道され、国民の五輪トーチに対する疑問を緩和したかのように思われた。
しかし、放送された、ランナらーが自ら募金に参加する場面に、視聴者によりやらせ問題が発見された。募金箱に義援金を入れるはずのランナーらの手に、まったく金がなかったという。この話題がすぐにインターネットサイトで広がり、五輪トーチリレーに対する非難が再び上がった。
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