【大紀元日本3月30日】3月25日、今にも雪が降りそうなどんよりした天気の中、3年目となるバンクーバー桜まつり「チェリージャムダウンタウン」が、ダウンタウンのスカイトレインバラード駅内で、ちび太鼓、ラテ太鼓やバンクーバー交響楽団管楽器五重奏のみなさんが参加して盛大な幕開けとなりました。
ちび太鼓の皆さんの元気な演技(写真=大紀元)
実は、この桜まつりのメインイベントは、世界中から応募のある「俳句コンテスト」なのです。今年は世界36カ国からおよそ800句が寄せられ、その中から5つの部門の最優秀作品が選ばれました。
応募作品の中には、遠くはナイジェリアやバングラディッシュ、南アフリカやトリニダード・トバゴからも応募がありました。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州からは、ゴードン・キャンベルBC州首相や歌手のビフ・ネイキッドさん、バンクーバーホワイトキャップスのレナルデュッツィ代表、バンクーバー市警チュ主任の作品も含まれていたそうです。
今年の最優秀作品と作者の名前は、バンデューザン植物園の岩に刻まれて永久に展示され、3月と4月の間、スカイトレインとバスの中にも展示されるそうです。
まだ二分咲きのソメイヨシノ(写真=大紀元)
それでは皆様に、部門別最優秀作品をご紹介いたしましょう。(私のほうで、あえて五七五の日本語に直してみましたが、元の句の言わんとしていることを十七文字に込め切れなかったかも。皆様も考えてみてください。)
・ブリティッシュ・コロンビア州代表:Jessica Tremblay、バーナビー、BC
late for work- cherry petals in my hair
(仕事行く 髪にひとひら サクラ花)
・カナダ代表:Marilyn Potter、トロント、オンタリオ
a winter blizzard I turn my calendar to cherry blossoms
(冬嵐 暦を繰れば サクラ月)
・アメリカ代表:Ferris Gilli、ジョージア州
cherry blossoms the baby’s hair too fine to hold a ribbon
(サクラ映え 子の細髪に リボン結ばん)
・ユース代表:Damian Margolak(16歳)、ポーランド
evening prayer the cherry petals stick to the pane
(お祈りに サクラひとひら ガラス戸に)
・インターナショナル代表:Tito ( Stephen Henry Gill)、京都、日本
in clearing mist the creaking of a heavy oar…cherry blossoms
(霧晴れの きしむオールに 散るサクラ)
来年は読者の皆様も英語で「俳句」に挑戦してみてはいかがですか。詳しいことはこちらのホームページで。
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