ロシア下院選挙前、反体制派が抗議デモ=多数の逮捕者

【大紀元日本11月28日】ロシアの下院選挙を前に、反体制派は大規模抗議デモを行った。指導者と関係者約200人が拘束された。専門家は、プーチン大統領の未来の政治運命と政権交代について、未知数な要素が多いと指摘、ロシア政局は不明朗になる可能性を示唆した。

ロシア憲法は大統領の連続三期の続投を禁じているが、プーチン大統領は一旦大統領を辞任して、今回の下院選挙で議員となり、3月の大統領選挙に出馬する可能性を示唆されている。反体制派はこのことの違法性を訴え、一連の抗議に出ている。

米国VOAの報道によると、12月2日の下院選挙を前に、反体制派は11月25、26日の2日間、モスクワや、サンクトペテルブルグなどの大都市で、大規模な反プーチン政権の集会を開きデモ行進を行い、数千人の支持者が参加した。反体制派は、ロシア当局が国内でプーチン大統領への個人崇拝を推進していると非難。「プーチンのいないロシアを」「プーチンの計画はロシア国民にとって鴉片(アヘン)である」などのスローガンを打ち出したため、ロシア警察の取り締まりを受けた。

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