中国法輪功学習者難民、米政府受け入れ

【大紀元日本11月19日】心身を修め、真・善・忍を信条として固く守り続ける法輪功(ファールンゴン)学習者の高進英(61)さんとその夫・劉葆春さんは、何度も中国政府に拘束され、不法判決を言い渡され、6年間指名手配された苦難の日々を嘗め尽くした末、国連難民団体、米国およびタイ政府関係部門の働きによって、11月15日午後11時20分にタイより米ニューヨークのJFK国際空港に到着した。「ファールンゴンの友」のアラン・アドラ主席は、すべての救出過程において、各方面からの妨害が多かったが、米政府関係部門の支援により、2人が成功裡に米国に渡ることができたとし、国際社会の正義の力によって法輪功学習者の救出成功例を再度作ったとコメントした。

河北省邯鄲市の法輪功の指導員だった穏やかな高さんは、過去8年間において、2度にわたり不法拘束され、1年の不法判決を下されたのち、6年もの間、家を離れる羽目になり、落ち着く場所もなく約80の都市や地方を転々としていたと語った。高さんは「どんな困難も自分が法輪功を修煉する信念を変えさせることはできない」と強調した。

高さんは、「ここ数年間、自分の周りの法輪功学習者は十数人が迫害され死亡した。拘束され、強制労働を強いられ、不法判決を下され、刑務所に入れられた学習者はなお多い」と、中国政府によって行われている迫害真相を明らかにした。

高さんは「山東省聊城・済南大学在学中だった張振東(22)さんは、拘束されて7日後に、警察に暴力を振るわれて死亡した。死亡した当時、全身が傷だらけになっており、臓器まで収奪された」と実名を挙げて訴えた。高さんはさらに「もう1人・王鳳偉さんが警察に拘束されてから、拘置所の牢屋に入れられ餓死した」と語った。

高さんは、自由および民主の象徴である米国、特に法輪功創始者・李洪志氏が在住しているニューヨークに来られることに感激していると示し、国際社会に対して、迫害されている法輪功学習者に関心を寄せ、一日も早く迫害を止めさせるよう、すべての学習者が真・善・忍を信仰し、鍛練する自由の獲得ができるように支援するよう呼びかけた。

一方、美術界で著名な彫刻家である夫・劉葆春さんは、「人道の精神に基づいて我々を救出してくれた国連難民団体、米国およびタイ政府の関連部門、各種援助をしてくれたすべての正義ある人々に対して、心から感謝を申し上げます」と感激を隠せなかった。

かつて中国政府に不法監禁された法輪功学習者エミー・リーさんと王慧敏さんは空港で、中国では未だに多くの法輪功学習者が自分の信条を堅持することによって、暴力および脅迫に直面していることから、国際社会へ、すべての学習者が解放され、迫害が停止するまで中国政府に対して圧力をかけ続けるよう呼びかけた。

(記者・文怡、翻訳/編集・余靜)

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