ウイグル人権活動家・ラビアさん来日講演、中国当局の凄惨な弾圧訴える
【大紀元日本11月11日】初来日のウイグル人女性の人権活動家、ラビア・カーディルさん(60)=米国在住=は10日、アムネスティ・インターナショナルの主催で都内で講演した。中国政府による同化政策を批判し、「テロとの戦い」を口実にウイグル人の政府批判者の逮捕や拘禁、拷問などの実態を紹介、「世界で最も悲惨な弾圧を受けている民族」(ラビアさん)を救うために、日本社会に理解と支援を求めた。
獄中で拷問を受ける若者たちの絶叫、息子たちが暴行を受け、血を流す様を、涙ながらに伝える娘からの電話、さまざまな精神的な拷問を乗り越え、民族のために闘う決意に生きる女性の迫力ある訴えが場内に響いた。
ラビアさんは、14歳の時に中国共産党から父親が「資本家」として追われ、不遇な生活を送ることになったが、1970年代の改革開放政策の波に乗り、事業家として成功した。改革開放路線で中国は良くなると考え、政界の勧めから共産党に入党。93年から全国政治協商委員を務め、ビジネスにも成功し、中国の十大富豪とまで言われ、新疆ウイグル自治区の発展に貢献したことから中央政府からも評価されていた。
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