次期北京・上海市長、胡錦涛の腹心が就任か

【大紀元日本11月9日】情報筋により、北京市、上海市の市長が近々更迭される可能性が高いという。現在、国家スポーツ総局の劉鵬・局長は北京市市長に就任し、陝西省の袁純清・省長が上海市市長に就任する見込みという。二人ともかつて、中国共産党共産主義青年団中央書記処書記を経ており、中国共産党総書記・胡錦涛の直系の腹心であるという。

ロイター通信によると、北京オリンピック組織委員会執行委員長を兼任する現北京市長・王岐山は副総理に昇進する見込み。56歳の劉鵬が北京市長に就任する理由の一つは、劉鵬氏もオリンピック組織委員会執行委員長の一人であるからという。

報道によると、現任の陝西省長・袁純清が、上海市長に就任する可能性が高いという

中国共産党組織部はこのほど、湖北省委員会書記・兪正声が習近平の後任として上海市委員会書記に就くと公表後、上海市長・韓正の進退が注目されていた。韓正が安徽省委員会書記に転任する噂が6日に出た。最新情報によると、上海市長の候補者は、55歳の袁純清であるという。

報道は、北京、上海市長の人事更迭は最近、中国指導上層部の大幅な人事異動の一環であると指摘。それ以外の中国共産党の人事異動もあり、安徽省委員会書記・郭金竜は、四川省委員会書記に転任する見込みで、四川省委員会書記・杜青林は、政治局委員に昇進した劉延東の後任として中央統一戦線工作部部長に昇進する可能性が高いという。

中央統一戦線工作部部長に就任する予定の杜青林氏は、胡錦涛が共産主義青年団中央書記を担任した時、共産主義青年団吉林省委員会書記、共産主義青年団中央委員を担任し、後中国共産党の吉林省委員会副書記、海南省委員会書記、農業部長、四川省委員会書記などを歴任した。

(翻訳・侍傑、編集・金本)
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