中国湖南省:湘江株洲で船舶300隻以上が滞留
【大紀元日本11月7日】中国湖南省湘江上流域で水位が低くなったため船の航行が出来なくなった。湘江株洲航電中枢(上流にある河の管理施設兼発電所)から馬家河までの約30kmの河段(河川のある特定の部分)内で300隻以上の船舶が滞留した。
湖南省地元紙「瀟湘晨報」によると、10月初めからの降水量が極端に少なかったため、株洲段上流域では水位が29m前後になり、流量が減少し続けていた。
当地観測部門の観測では10月30日午前8時に湘江株洲段の水位はわずか29・68m、流量は毎秒420立方メートルであったという。水位が低いため航行に深刻な影響が出ている。株洲海自部門は馬家河の古桑洲右側の水道で積載量約1千トンの下り船が横向きに浅瀬地点で止まり、水路を塞いでいるため20隻以上の上り船と40隻の下り船が動けずにいた。また湘江株洲航電中枢ダムの引航道口門区の浅瀬で止まった船舶が26隻、係留地などで滞留している船舶は50隻を超えた。この他にも株洲港で出港を待つ貨物船が約20隻いた。
浅瀬での貨物船の航行をスムーズにするため、湖南省海事局は湘江株洲航電中枢と話し新しく開通した馬家河の左側の水道を利用し水位の調整を行い、流れを良くした。10月27日、湘江株洲航電中枢は臨時放水を行ったが水量に限りがあり、一部浅瀬用の船はスムーズに航行したが、依然として30隻以上の大型貨物船は通ることが出来ずにいたという。
株洲市地方海事局と湘江株洲航電中枢は湖南省交通庁に、湘江上流の各航電中枢と協議して定時に流量を増やし水位を上昇させ滞留している船舶を速やかに通過させるよう提案した。
(翻訳・坂本)
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