400歳超の世界最長寿貝
【大紀元日本11月6日】英国北ウエールズのバンゴー大学海洋学部の研究グループにより、アイスランド北部沿岸沖で世界最長寿405歳の二枚貝が発見された。
この貝の名は、アイスランドガイ(学名:Arctica islandica)。この種の貝類は食物が充足する夏場に成長するので年輪ができ、これによって木の年齢と同じように貝殻の年輪によって年齢を決定する。
不幸なことにこの8・6cmの貝は研究中に死んでしまっていることが判明した。このため貝を切り開き、再度殻の内側を顕微鏡で観察したところ405本の年輪が確認できたという。
研究員は当初、この貝の外側の年輪を利用し、北大西洋の気候変遷の研究を行うつもりであったが、現在科学者が注目している問題は、なぜこれ程長寿なのか、どのように加齢による損傷を回避し、身体の張力や完全な神経系統を保ち続けることができたのかということだという。
科学者はこのメカニズムが、人類が長生きするための秘密を解き明かす手掛かりとなると信じている。
(翻訳・坂本)
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