最新中国臓器移植事情:「袖の下」合戦で、費用高騰

【大紀元日本11月1日】中国の臓器移植病院が今年5月に人体臓器売買禁止法を施行したが、この半年間において、臓器の供給を控えたために価格が高騰した。移植手術jを急ぐ患者らは、「袖の下」を使うのが公然とまかり通っている。肝臓の移植手術費用は、23万人民元(約354万円)から30数万人民元(約460万円以上)に跳ね上がった。これまで短期間で入手できた肝臓も、台湾の企業経営者・楊さんは半年を待ち続けて、ようやく1ヶ月前肝臓移植ができた。

台湾「自由時報」紙によると、今年の「袖の下」相場は、病院の主任は2500~3000米ドル(約29~35万円)、副主任は1千~1500米ドル(約12~17万円)、当直医師および麻酔係は2千人民元(約3万円)、車椅子を押す者までにタバコなどの土産が必要だ。しかし、臓器供給が減少している現状下では、相場も変動しているという。仲介業者は「大金を惜しまないではじめて機会があるのだ」と憚らずに言っている。

仲介業者の黄氏はブログで、中国の臓器移植病院は現在、表向きの臓器移植費用および裏の「袖の下」費用の両方を受取っていると明らかにした。臓器を早く入手したい場合は、大量の金を出すのが肝心だという。また、肝臓移植の場合は約360万円、腎臓移植の場合は約216万円の「袖の下」を追加しなければ手術が希望通りに行われないという。最近、、約1800万円を費やした患者もいたという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国での臓器収奪疑惑を追ったドキュメンタリー映画「国家の臓器」の上映会を1月22日、東京・台湾文化センターで開いた。会場では北村晴男参院議員や台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表が登壇し、深刻な人権侵害の実態と国際社会の責任について訴えた
中国の「臓器収奪」と「オーダーメイドの殺人」。中国での臓器移植における待機期間の異常な短さと、公式データ上の移植件数と提供数の乖離から指摘される「臓器収奪」の実態を報じる
「法輪功迫害を追査する国際組織」(追査国際)が、武漢市の臓器移植医療をめぐる深刻な疑惑を告発した。強制的な臓器摘出や短期間での移植実施など、衝撃的な実態が報告書で明らかにされている
学校で「転落死」とされた中国の高校生。説明は二転三転し、現場は変えられ、腎臓は摘出された。事故なら、なぜここまで不自然なのか――疑念だけが残った。
中国で臓器提供を「見義勇為(勇気ある善行)」として表彰する制度が拡大中。移植数と提供数の大きな差、学校での啓発、増え続ける失踪事件。 なぜ今、人々はこの動きを直感的に「怖い」と感じているのか