上海富豪起訴事案:内情知る人権弁護士、傍聴阻止される

【大紀元日本10月30日】上海で一番の富豪と言われる周正毅氏の事案は10月23日午前9時、上海第二中級裁判所にて開廷した。すべての内情を知る上海の人権弁護士・鄭恩寵氏は傍聴に出かけようとしたが、多数の公安に阻止され、鄭氏は何度も床に押し倒された。鄭氏によると、上海市は当日、千人以上の各級信訪弁(人民の陳情を受け付ける場所)関係者を出動させ、直訴者の傍聴を阻止したという。

北京「財経」誌ウェブサイトによると、周氏にまつわる起訴項目は、被告企業・上海農凱発展(集団)有限公司および元法人代表・周正毅氏の企業贈賄、企業関係者に対する贈賄、3件の増値税専用伝票の偽造計5つの項目を含むという。また、個人に対して、贈賄および資金の横領にて起訴された。

周氏の1回目の裁判は2004年6月に上海市第一中級人民裁判所にて、証券取引価格を操作したことで、2年6ヶ月の有期懲役に処され、さらに資本登録の偽造で1年の有期懲役を処されることから、最終的に有期懲役3年の実行刑に処された。周氏は出所後に香港廉政公署に指名手配されて、昨日は再び5項目の事案で起訴された。

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