【草木染めの植物】鬱金(ウコン)

【大紀元日本10月27日】熱帯アジアの原産で沖縄・台湾に自生しているが、近年観賞用にも栽培されています。しょうが科の多年生で、地下茎を多方面に利用します。塊根が宇金(生薬名は川玉金)、根茎のほうは姜黄(日本名のウコン、ターメリック)と呼ばれ、効能も少し異なります。

塊根の薬用は肝に働いて瘀血を改善し、行気・止痛に、また利胆として用いられます。

姜黄が日本では習慣的にウコンと呼ばれ、ウコン色(黄)をしています。着色料として食用に利用され、カレー粉の原料の一つです。

染料としては黄色、赤味の黄色が染まり、古くから、うこん木綿として知られています。うこん木綿は、堅牢度は低いが防虫効果があり、書画、衣類の保護に使われ、とくに「鬱金文庫」と称されていました。また、紅染めとともに産着にもよく用いられました。

(文・ハナビシソウ)

関連記事
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。