中国:環境汚染で食品問題にさらなる危険性

【大紀元日本8月30日】中国の食品安全問題に関心が集まる中、さらに深く潜む危険性が明るみになってきた。一部の専門家は、長年の工業汚染により、中国の農地と水源は、食品安全に更なる問題をもたらすと分析している。米国VOAが報じた。

中国の食品安全は経済問題だけでなく、国内外において敏感な政治話題になりつつある。食品安全のスキャンダルが頻発している中、人々の注目は往々にして、中国の食品安全への監督・管理と企業の社会的責任・良識の欠如に集中しているが、専門家は、中国の食品安全の隠されている最大の危険性はモラルやシステムの欠陥だけではなく、深刻な環境汚染による土地と水源への破壊であると指摘している。

数十年の間、環境保護を考慮せずに生産活動を続けてきたため、中国工業生産部門の向上から排出される有毒物質は土地と水源を深刻に汚染している。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は中国人学者のここ2年間に国内外で発表された文章を引用し、「中国の土壌と水源は深刻な工業汚染を受けている。さらに、汚染は食糧や野菜、果物までに及ぶケースが数え切れないほどある。深刻なのは、広東省佛山地区の水銀とカドミウムに汚染された野菜、甘粛省白銀市周辺の4つの地区でカドミウム、鉛と銅に汚染された農作物。人口が密集する四川省重慶市の20の地区でカドミウム、鉛に汚染された農作物」などと報じた。

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