ミシシッピー州:全米で最も肥満が深刻

【大紀元日本8月30日】米国の疾病予防研究機関「Trust for America’s Health」が28日、「F as Fat: How Obesity Policies are Failing in America」と題し、アメリカ人の肥満に関する統計を発表した。その報告によると、昨年、米国全31の州で肥満症の増加が見られ、減少した州はひとつもなかったという。とりわけミシシッピー州は30%以上の人が肥満であり、三年連続で全米肥満率トップとなった。

同機構の代表は28日の記者会見で、「誰もが、肥満が蔓延していると分かっているのに、政治的な対策もなく、政治家も注目していない」と苦言を呈した。

統計によると、2006年において、全米31の州で成人の肥満率が上昇しており、下降した州はひとつもなかった。ミシシッピー州が三年連続で肥満率トップ、全米で「最も肥えた州」となった。一方、肥満率17.6%で最も肥満率が低かったのは、コロラド州だった。

同機構は更に、肥満と貧困が密接に関係していると指摘している。統計によると、全米で最も貧困率の高い5州が、肥満の多い州10位以内にランクされている。唯一の例外は、コロンビア州とニューメキシコ州で、高い貧困率にもかかわらず、肥満率は低かった。

(記者・甘樫/田中総合報道)

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