ホームレス臓器強奪事件、中国臓器移植の内幕を露呈

【大紀元日本8月29日】中国ではこのほど、ホームレスを拉致、殺害後臓器を移植用に摘出する犯罪が公表された。国外在住のジャーナリスト欧陽非氏は、本件の背後要因を分析、法輪功学習者への臓器狩りとの関連について、見解を示した。

2007年7月3日、河北省の石家庄市中級人民法院(日本の地方裁判所に相当する)は、ある案件を審理した。起訴状には、以下のよう書かれている。「2006年11月9日、被告人・王朝陽は、その他の4人の共犯(逃亡中)と一緒に、被害者の仝革飛さん(ホームレス)を拉致し、行唐県上方村の廃棄された変電所に連れ込み、監禁した。その後、王朝陽は、医者の陳傑などに連絡し、臓器売買の具体的な交渉を行った。2006年11月15日午前5時ごろ、王朝陽はこの変電所内で被害者の首を絞め、殺害した。医者の陳傑などに対し、裁判所が死刑執行した囚人と称し、被害者の腎臓、肝臓を摘出した。王朝陽は1・48万元(約24万円)の金を得た」

欧陽非氏は、「共産党国家では、庶民の命は草の根同然である。しかし、中国当局の独裁下に身を置かれている弱者層、例えば、ホームレス、知的障害者、死刑囚、違法に監禁されている法輪功学習者などの人命は、現代医学の発展により、非常に価値の高いものに変わった。正確に言うと、彼らの『人命』について、『命』は相変わらず無価値だが、高値がつけられるのは『人』である。『人』の全身は宝だらけだからだ」と述べ、以下のように本件に関する見方を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。