中国農村部教師、社会保障を求める陳情・抗議活動

【大紀元日本8月26日】最近、中国各地で、農村部の学校の「民弁教師」が相次ぎ抗議・陳情活動を展開している。彼らは、退職金の支払いや、年金の支給、健康保険の加入などの問題解決を求めている。当局は「政策がない、関連の規定もない、そのため解決する術がない」として、何ら対応する姿勢を見せていない。また、地方政府は中央への陳情者を取り締まり、強制労働収容所に収容するケースも多いという。

「民弁教師」は、農村部の学校の教師であるが、当局の規定により、彼らの実質上の職業は農民である。中国の農民は、退職金や、年金、健康保険などの社会保障を享有できない。そのため、「民弁教師」は教育者であるが、都市部の学校教師の待遇とかなりかけ離れ、老後の生活は極めて貧しい。

教師たちは、「我々は数十年間教育事業に携わってきたが、退職後、退職金も、年金も、健康保険もなにもない。病気になっても、医療費が高くて、治療すら受けられない。我々は、まさに政府に使い捨てにされている。高望みなんかまったくない、最低限の生活保障を要求しているだけだ」と言葉を揃えた。

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