英国=口蹄疫感染区以外も、擬似症例発見
【大紀元日本8月16日】8月14日、英国首席獣医師・レイノツ氏は、イングランド・ケント州の農家に口蹄疫擬似症例が発見し、現在、調査を進めていることを明らかにした。今回の擬似症例はサリー州ギルフォード感染区以外に発見した初めての症例である。
レイノツ獣医師は、感染発生した農家周辺ではすでに監視区を設け、家畜に対して検疫を行っており、結果は15日午前中(現地時間)に発表する予定だと説明した。レイノツ氏は、今回の擬似症例は8月7日に発見した口蹄疫症例に似っており、今回の結果に強く関心を寄せているという。
英国環境・食糧・農村事務局のスポークスマンによると、当局は口蹄疫感染に慎重な態度を取っており、厳重に警戒しているという。英国文化大臣は、口蹄疫の発生により影響を受けた旅行業者に対して100万ポンド(約2兆3570億円)の助成金を支給することを決定し、これを以って、英国人の旅行客が外国へ流れず、国内に足を留めるように促したいとしている。
英国では8月3日、7日にサリー州の2箇所の農場で口蹄疫が発生し、両農場の周辺半径10キロ範囲で監視区が設けられている。
(記者・周成)
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