完成直前の大橋が倒壊、多数の死傷者=中国湖南省

【大紀元日本8月15日】8月13日午後5時ごろ(現地時間)、中国湖南省湘西自治州鳳凰県の鳳大公路で、完成直前の沱江大橋が突然倒壊した。中国当局の政府メディアによると、14日午前7時15分の時点で、計22人が死亡、22人が負傷、46人が行方不明だという。

この橋は全長268m、幅約13m、高さは42m。倒壊当時、橋の建設工事はほぽ終了したため、足場などの撤去作業が行われていた。事故現場はまるで廃墟同然であった。

倒壊現場を目撃した人によると、13日午後4時40分ごろ、まったく何の前触れもなく、激しい衝撃音とともに、橋が片方に倒れた。わずか数秒間の出来事で、完成直前の大橋がガレキの山になった。当時、現場で足場を撤去していた作業員は約300人で、大多数が現地の農民。一部の人はガレキに埋もれた。事故後、現地政府による救助活動が行われ、倒壊現場では、当日夜11時から、掘削機によるガレキの撤去作業が始まったが、行方不明者が生存している可能性はきわめて低いという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。