米国玩具メーカー、約100万個中国製玩具回収
【大紀元日本8月4日】米国玩具製造業者・マテル(Mattel)社は、全世界で96.7万件の中国産玩具を回収すると宣言した。回収の理由は「鉛の含有量が高すぎる」。
米国VOAの報道によると、回収対象となる玩具はマテル社の子会社フィッシャー・プライス(Fisher-Price)社が製造したもので、83種類に上る。
これらの玩具は今年5月から米国市場で発売。
米消費品安全委員会によると、現時点までにこれらの玩具による事故は、まだ確認されていないという。
マテル社は自社ホームページで声明文を公表、「我々は従来から、生産パートナーに対し、基準に合格する供給業者から、販売許可を得ている顔料を購入・使用することを要求している。しかも、マニュアルに従って検査と確認を行わなければならない」と説明した。「しかし、今回の玩具事件においては、我々のマニュアルが遵守されなかった」と回収の理由を明らかにした。
フィッシャー・プライス社のアルマーク総裁は、「会社内部の検査により、玩具の問題を発見。そして、消費品安全委員会にも報告した。」と話している。
マルテ社の品質管理は従来から厳格であり、中国で製造した玩具も業界では、手本と見なされている。その為か、今回の大規模玩具回収は業界を震撼させた。
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