上海東方医院人体実験、被害者家族が提訴

【大紀元日本7月29日】我が子が人工心臓の医学実験台にされ死亡したため、その両親が7月24日、上海同済大学付属東方医院(以下、上海東方医院)の劉中民・院長を正常者を実験台にした悪意ある殺人で提訴した。今回の訴訟の開廷時間は短く、原告側は訴訟内容を繰り返した。裁判所側は次の開廷にて再審することにした。上海東方医院は中国で最多の人工心臓移植手術件数を誇るが、調べによると、使用された人工心臓は中国国家食品薬品監督管理局の許可を受けておらず、移植後の死亡率が非常に高いことがわかっている。

提訴したのは、上海在住の周振華さん夫妻。周夫妻の息子・宜清くん(当時13歳)は2004年4月16日に上海市児童医院に入院し、原発性拡張型心筋症と診断された。宜清くんは同年4月22日、児童医院は東方医院の劉院長に診察してもらい、同日夜、人工心臓手術を受けた。翌年7月15日、東方医院は宜清くんに心臓移植手術を行い、宜清くんは15日後の同月30日に死亡した。

周夫妻は、執刀医は劉院長および翁渝国・医師は、中国では未承認医療機器の人工心臓を使用し、資格のない状況下で許容範囲を超えた医療を施し、臨床試験段階の機器を使用して、患者の幹細胞、筋細胞の植え付けなど試験段階の手術を行うなどの違法行為を訴えた。

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