中国天主教愛国協会50周年:ローマ法王、「複雑だ」と訪中に消極的

【大紀元日本7月26日】中国政府公認の天主教(カトリック)愛国協会が成立50周年を祝うため、全国政治協商委員会委員で天主教愛国協会の劉柏年・副主席はローマ法王に対して訪中の招請を出したという。しかし、ローマ法王ベネディクト16世は訪中について「少々複雑だ」と消極的な姿勢を示した。

24日に、中国天主教愛国協会の劉柏年・副主席はイタリア紙の「ラ・レプブリッカ」からのインタビューを受けた際に、「ローマ法王がわれわれ中国カトリック信者にミサをたてるために、いつか北京にお越しになれることを心から望んでいる」と話した。

一方、BBCの報道によると、イタリア北部で宗教会議に出席したローマ法王ベネディクト16世は中国政府の訪中招請について、慎重な姿勢を示した。法王は訪中について「少々複雑」であるため、「今現在、コメントを発表することができない」と話したという。

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