中国河南省:大量の恐竜の化石が、漢方薬として売られる

【大紀元日本7月14日】河南省汝陽県に、数十平方キロメートルの範囲で、たくさんの赤色の岩石が地面に点在している地域がある。地元の住民たちは、長い間、この赤色の岩石層の中から「竜骨」とよばれる漢方薬を採集して売っている。最近、地質専門家の調査によって、これらの「竜骨」は、実は恐竜の化石であることが分かった。

地元では、「竜骨」はキロ当たり4元(約70円)で売られている。一部の住民は、竜骨の採集で生計を立てており、すでに8千キロ採集した人もいる。

「竜骨」は古くから漢方薬として使われてきた。ただ、普段、漢方生薬として使われている「竜骨」は、恐竜の化石だけでなく、すべての大型哺乳動物の骨の化石が含まれる。その薬用効果としては、主に鎮静、安眠、収斂などの作用がある。

地質研究者たちは、この地域で、アジア最大級の恐竜のほぼ完全な骨組みの化石を発掘することに成功した。この恐竜は長さ18メートルの草食性で、8500万年前から1億年前に生息していたものである。組み立てられたこの大型恐竜の骨格は今年末に河南省地質博物館で展示される予定である。

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。