中国湖北省:当局500人強制立ち退き、住民に暴行

【大紀元日本7月11日】大陸電子マガジン「民生観察」※湖北省の報道によると、7月7日、中国湖北省黄石市政府当局が400~500人の警察を出動させ、同市磁湖北岸光華コミュニティ廟児咀村の住民たちに対して、強制立ち退きを行った。同じ時間帯に、現場には身元不明の大量の暴漢も現れたという。住民たちによると、現れた暴漢らは暴力団だという。立ち退きが行われた時に、張嗣盛さん、伍細榮さん夫妻が暴漢らに鋼鉄パイプでひどく殴られ、血だらけになってその場に倒れ、意識不明になった。のち、床に倒れた張さん夫妻に対して、悪党らは両手に手錠をかけ、両足は紐で縛り動けないようにしてから病院へ運んだという。

「民生観察」によると、7月7日朝、黄石市当局は100台各種公安、消防、裁判所、城管理関係の車、パワー・ショベル搭載のトラック、大小バス、救急車および各級政府関係者の車で約400~500人を廟児咀村に7時頃に到着し、黄石港区区委書記・程良勝氏、区長・黄河氏、区政法委・張書記氏などが公安、消防、裁判所関係者、工事業者、各級政府関係者および区政府に雇われた暴力団員らを率い、張さん夫妻の住宅を目掛けて強制的取り壊し作業を行った。

住民の張さん夫妻は自らの合法の権益を守るために、事前に何の法的書類通知もない状況下、強制立ち退きは認めないと抵抗した。区長・黄河氏は交渉を偽り、張さん夫妻と話すときに、区政府に雇われた暴漢らに鉄鋼パイプでひどく殴られ、顔中に血だらけになり、その場で倒れ意識不明になった。現場にいた数百人の公安警察、政府関係者は見てみぬ振りをするだけではなく、暴漢らをさらに指図して張さん夫妻に対して殴り続けさせたという。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。