中国湖北省武漢:綿工場の奴隷労働を潜入取材

【大紀元日本7月11日】中国湖北省武漢市の元撮影記者、社会の暗黒面を暴露することで名を知られている王洪峰氏は7月7日、武漢市内のある綿工場に潜入し、過酷な作業現場の写真撮影に成功、自身のサイト「王浩峰聚焦」で公開した。

王氏によると、この工場は2001年、児童に強制労働を強いたとして、メディアに取り上げられた。虐待に耐えられなくなった児童が劣悪な待遇で給料ももらえないため、逃げ出したことで、工場の正体が初めて明るみに出た。武漢市政府は当時、この工場に処罰を下し、操業停止させた。しかし、しばらくいて、この工場は再開したという。

「工場の作業場は、レンガ作りの5、6部屋、窓がない。照明も扇風機もない。武漢の夏の気温は非常に高いため、息するのも苦しいほどの蒸し風呂状態。刺激的な匂いを発する粉塵が空気中に充満し、喉にも異物感がある。普通の人は何もせずに中にいるだけでも無理」と王氏は語った。

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