突然の死に備え、米国で電子「遺言」サービス
ある米企業家が、依頼者の突然の死に備え、前もって登録された遺言を死後に家族や友人に届ける新しい電子遺書サービスをウェブ上で開始した。
同ウェブサイト(www.YouDeparted.com)では、家族などにパスポートや生命保険の契約書といった重要書類の所在を知らせることができるほか、葬儀での自分の死に装束についての希望を伝え、最愛の人々にビデオメッセージや写真を送ることもできるという。
このサービスを考案したネバダ州の企業家コリン・ハリス氏(51)は、人の死にまつわる業務の多くについて、かつては家族が信頼する弁護士が頼りになったと説明。しかし、現代社会が複雑化し、家族の離散や移動が増えたことから、より組織立った対応が必要と述べた。
同氏自身、父親を突然亡くしたために遺言を受けられず、途方に暮れた体験があるという。
このサイトでは、米軍が採用している暗号化システムを用いて各依頼人の電子貸金庫の安全性を維持。依頼者が死亡した後は、前もって決められた家族のメンバーだけが、その内容を読み出すことができる。
ハリス氏によると、同サイトを5月に立ち上げて以降、約100人がサービスの有料登録を行ったという。
[ロサンゼルス 9日 ロイター]
関連記事
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。