中国軍幹部に若手登用、胡主席の布陣か=専門家

【大紀元日本7月7日】今秋の第17回全国人民代表大会(略称、全人代)に参加するため、中国人民解放軍は多くの将校を軍の代表として選出し、中年層の若い幹部の抜擢が非常に早いという。専門家は、「軍の新たな戦略情勢に対応するための人事異動」とみている。また、米国防省のある報告書は、第17回人民代表大会を前に、胡錦涛・主席が軍への制御を強化するための動きである可能性を指摘した。また、軍の元トップ、江沢民元主席は今回代表に選出されなかった。

香港紙「南華早報」によると、解放軍と公安の代表それぞれ249人と47人、合計296人が今年の全人代に出席する予定。そのうち、63%となる186人は少将(注)以上のクラスで、平均年齢は52歳。軍幹部の若年化の動きを見せている。中央委員や、候補委員などの重要ポストにつく可能性のある重職は、すべて59歳未満であるという。

中国政府機関紙「文匯報」は、「中年層の将校の多くは2ランクアップで官位を昇進している、そのスピードの速さは近年あまり類がない」と報じた。

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