人権弁護士・高智晟氏、国際人権賞を受賞
【大紀元日本7月2日】中国の人権弁護士・高智晟氏が2007年度のブルーノ・クライスキー人権賞(Bruno-Kreisky-Preis)を受賞した。ナチスから人権迫害を受けていたオーストリアのブルーノ・クライスキー元首相の名前で命名されたこの人権賞は、2年に1度表彰が行われ、今回は13回目になる。6月27日、ブルーノ・クライスキー基金の主催で、ウィーンの国立図書館で授賞式が行われた。高智晟氏本人は受賞式に出席できなかった。
新唐人テレビの報道によると、高智晟弁護士は中国当局の妨害により、中国から出国できないため、授賞式に参加できなかったという。同時に受賞されたのは、オーストリアの反人種差別団体「ザラ」の代表。国連の人権特派員や、国連の拷問問題特別調査官、オーストリアの法学教授ノッワーク氏が受賞式に出席した。
アムネスティ・インターナショナルのオーストリア支部の責任者ハインツ・バゼッルト(Heinz Patzelt)氏はスピーチの中で、高智晟弁護士は同人権賞の最も相応しい受賞者であると強調し、「いま、同弁護士は自宅に軟禁され、24時間の監視を受けているが、彼は中国の最も勇敢な人権弁護士である」と讃えた。
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