中国銀行副頭取、突如辞任
【大紀元日本6月17日】中国銀行執行株主、副頭取の華慶山氏(54)は6月14日に、中国銀行株主会に対して辞表を提出し、銀行株主、副頭取を辞職し、傘下の中国人民銀行(中央銀行)および業務部門の株主を含むその他の管理職も辞任することを明らかにした。中国銀行は15日に、華慶山氏の辞職公告を発表した。
「南方都市報」は公告の内容を引用し、華氏は中国銀行株主会との間に意見の対立はなく、中国銀行の株主に対して、辞職に関わる必須連絡事項はないという。公告の中で、中国銀行は14日に開かれた2006年度株主総会で、同銀行が香港で発行する債券は、最大30億人民元(約462億円)という総額を批准したことも公表した。
一方、観察筋は、華氏の辞職が突如過ぎるとし、本当の原因は他にあるのではないかとみている。実際、5月29日に華氏は中国銀行の代表として、銀川市にて神華寧媒集団企業と財務顧問協議を結んだばかりであり、同日、寧夏回族自治区代表の王正偉・主席は、銀川で華氏と会談したという。
華慶山氏は1994年に中国銀行に入行し、1994年5月から1998年12月まで、中国銀行頭取アシスタントとして業務を遂行した。1998年12月に中国銀行副頭取に就任し、現在に至った。現在は、Visa International,Asia Pacific株主を兼任しており、2004年8月より中国銀行の執行株主を務めている。華氏は、1996年に湖南大学のエンジニアリングの修士号を取得。2002年6月から、中国銀行香港非執行株主。
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