英元首相サッチャー氏、香港企業家と対談、「一国二制度は妥当ではない」

【大紀元日本6月17日】中央社の報道によれば、英国前首相サッチャー氏(81)は、イギリスは租借地香港の租用延長について、当時中国の指導者_deng_小平を説得できなかったことが今でも残念に思っているという。中国政府は台湾問題解決のために香港で一国二制度を実施したが、「それは妥当ではなかった。今見てもさらに時代錯誤である」と感じているという。

香港の返還は今年で10周年に迎えるにあたり、サッチャー氏は香港企業家・_deng_永鏘氏との対談を受けた。英国が香港の借用期間終了と共に香港から手を引いたことを後悔しているという。今回はサッチャー氏がこの5年間に応じた唯一の対談。1990年の退任以来、香港返還について初めて語ったもの。

サッチャー氏は「一国二制度について、初めて知ったから疑問を抱いている。この制度は台湾問題解決のために作られもので香港に適用しないもので、今から見ても更に時代錯誤である。在任中に香港145年の借用期間満了が迫っており、香港で一国二制度が適用されることを知った時、香港統治の継続は不可能だと分かった。それで香港の特性を守ることにした」と話した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。