仏大統領選挙、社会主義派が国民基盤を失う=仏国際ラジオ局元主任
【大紀元日本5月10日】「ナポレオン二世」と称されたこともある、保守派の国民運動連合(UMP)のニコラ・サルコジ候補(52)が新大統領に選出された。大紀元記者は今回の選挙について、フランス国際ラジオ局の元中国部主任・呉葆璋氏を取材、インタービューの概要を以下にまとめた。
記者:今回のフランス大統領選挙について、保守派のニコラ・サルコジ候補が53%の支持票で当選した。この選挙結果は何を意味するのか。
呉葆璋氏:フランス社会全体が右方向に傾き始めた。今回の選挙結果は、国際的な流れと関連している。国際社会の角度からみると、共産主義の陣営はベルリンの壁の消失とともに崩壊した。しかも、フランスにおいては、民衆が社会主義の思想にますます興味を感じなくなった。共産党と社会党が民衆という基盤を失っている。その一方、社会党内部も大きな意見の違いが生じている。
関連記事
中国の盧沙野・駐フランス大使は3日、仏メディア「BFMTV」の番組に出演した際、米国のペロシ下院議長の台湾訪問 […]
フランスの放射能測定調査民間機関、クリラッド(CRIIRAD、放射能調査情報提供独立委員会)はこのほど、昨年中国広東省にある台山原子力発電所で起きた放射性物質漏えいについて、仏電力会社(EDF)に説明するよう求めた。
仏誌「シャランジュ(Challenges)」電子版15日によると、同国の財務監察総監(IGF)は今年初め、秘密防衛報告書を政府に提出し、中国などの外国勢力がフランス高等教育機関に浸透工作を図っていると警鐘を鳴らした。
2月4日に開幕する北京冬季オリンピックについて、仏誌「ル・ポワン」は「史上もっとも白けている冬季五輪」と形容した。
フランス下院は20日、中国共産党による新疆ウイグル自治区の少数民族に対する反人道罪を非難する決議案を賛成多数で採決した。議案はウイグル人への大量虐殺を公式に議会が認めると記し、政府に対して対中外交措置をとるよう求めた。