ダライ・ラマ特使、中国当局にパンチェン・ラマ釈放要求

【大紀元日本4月29日】4月25日は、チベット亡命政府の指導者ダライラマが認定したパンチェン・ラマ11世ゲンドゥン・チューキ・ニマ(Gedhun Choekyi Nyima)の18歳の誕生日だった。パンチェン・ラマが成人するこの日に、米国議会や、ダライラマの特使、人権活動家などが中国当局に対し、国際社会の中立立場の公人とパンチェン・ラマとの面会を許可するよう促した。パンチェン・ラマは、チベットの文化と宗教などにおいて、ダライ・ラマに次ぐ最重要の存在である。歴代のパンチェン・ラマは阿弥陀仏(無量光仏)の化身と信じられている。

幼少時のパンチェン・ラマ11世

米VOAによると、パンチェン・ラマ11世が正式に成人となる4月25日に、米国議会の人権事務議員団は略式報告会を招集した。米国政府関係者や、人権活動家、ダライラマの特使などが集まり、ゲンドゥン・チューキ・ニマ氏の誕生日を祝い、チベット人が置かれている現状などの問題について、意見交換した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。