拡大する所得格差、中国経済発展を懸念する温家宝=米ギャラップ社『2006年中国調査』
【大紀元日本4月12日】先月28日米国ワシントンDCに本社を構える世界最大級の調査・コンサルティング会社のギャラップ(GALLUP)社が主催する『2006年度中国調査』(2006 China Survey)発表記者会見において、米国大手投資銀行モルガン・スタンレー社チーフエコノミストのスティーブン・ローチ(Stephen Roach)氏によると、3月下旬に同氏が中国温家宝首相と会談した際に、温首相は中国経済現状について「持続不可能、不安定、非協調的、不均衡」(unsustainable, unstable, uncoordinated, unbalanced)だと話した上、強い懸念を示した、という。
ローチ氏によると、モルガン・スタンレー社のリサーチでは、固定投資と輸出は国内総生産の8割を占めているとの中国現在の経済形態を明らかにしたという。同氏は、このような極めて不均衡な経済構成を見たことが無いとし、中国の経済成長は持続不可能と話した。
低下する安全感、上昇する貯蓄
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