9000年前の古酒、アメリカで再現成功

【大紀元日本3月18日】米国の考古学者は、中国河南省の賈湖遺跡の陶器のかけらの中に、9000年前の酒の残痕を発見し、その醸造原材の成分を分析した。米国のある醸造工場は、最近、この酒と同じ成分の原料を利用して、新しいビールを造った。このビールは「賈湖城」(Chateau Jiahu)という名前をつけて、今年7月に正式に発売される予定である。

「重慶夕刊」の報道によると、賈湖遺跡は、河南省トウ河市舞陽県にあり、今から9000年前の新石器時代の文化遺跡である。洪水により埋没したこの遺跡は、1980年代に発掘された。米国の有名な分子考古学のパトリック・マクガバン教授は、2004年に賈湖遺跡から出土した16片の古代陶器のかけらの一部分にアルコールの残痕を発見し、化学溶剤を使ってかけらに残っていた物質を抽出することに成功した。

化学分析した結果、抽出された物質には、糖蜜、サンザシ、ブドウと米などの成分が含まれていることが分かった。この成分は、近代の清酒とワインの成分に似ている。これにより、9000年前に賈湖人がすでに酒の醸造技術をもっていたことが実証された。この発見により、人類が酒を醸造する歴史は5000年前から9000年前までにさかのぼり、中国は世界で一番早く酒を醸造した国であることも立証された。

マクガバン教授は、古酒の原料の分析に成功したが、具体的な醸造方法が分からないため、原料処方をデラウェア州のある醸造工場に委ねた。この醸造工場は特別に中国の麹を用いて、中国伝統の醸造方式をまねてみごとに「賈湖城」を造ることに成功した。

「賈湖城」は アルコールの濃度が8%で、 色合いがシャンパンのような金色で、少し甘い香りがある。消費者の反応を試すために、醸造工場は最近ニューヨークで試飲会を催したが、かなり良い評価を得た。今年7月に正式に発売されれば、米国の消費者は9000年前の中国の古酒を味わうことができるようになる。

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