中国:一人っ子政策を無視する富裕層
【大紀元日本2月17日】一夫婦間に一人の子どものみの出産が許される中国では、一人っ子政策に従わないものには、主に罰金を課す懲罰を与える。しかし、近年中国の経済発展と収入格差が拡大する中、都市では高収入の富裕層が増え、数万元(邦貨:数十万円)の罰金は富裕層にとってまったく負担にはならないため、2人目、3人目の子どもを次々と生み続けている。この状況に対処するため、一部の地域の行政府は罰金の金額を上げるほか、一人っ子政策に違反する者の名前を公開し、世論を使って圧力をかけようとしている。
*罰金額を引き上げ、名前を公表
新華社の報道によると、「浙江省・人口生育計画委員会」の章文彪・主任は7日、「一人っ子政策に違反する党幹部と富裕層に対して、浙江省当局は罰金を17万元に引き上げたが・・・罰を恐れないのは性悪だ。近いうちに名前を公表するしかあるまい・・・一部の名士が、お金さえ出せば子どもをたくさん生んでもいいと思っている。このような行為は一般民衆の不満を招くため、止めさせなければいけない」と話した。浙江省政府は政策違反の典型的な事例を近日公表するという。
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