反右派闘争運動から50年、中共が再演する「血の粛清」
【大紀元日本1月30日】 香港誌「動向」1月号は、反右派闘争運動から半世紀にわたる歴史を振り返り、その血塗られた粛清はいつでも「再演」が可能だが、その歴史を掘り起こす精算の作業が中国の未来を変革する上で「巨大な政治的資源」であるとした。
記事内容は次のとおり。
1957年当時の中国大陸における反右派闘争運動は、毛沢東が「陽謀」と称し、共産党内における「整風(綱紀粛正)」の下、全人民が反右派に転じ、政治界、文教界、工商界の指導層のみならず、「生意気な」知識分子やインテリ層にまで、果ては政治的に全く関係のない平民にまで及んだ。その際に、右派の「レッテル」を貼られたものは、中共当局の統計で55万人。しかし、学者・丁抒氏の研究「陽謀(同氏著)」によると、右派のレッテルを貼られたり、当局によってそれと見なされたりしたものは、全部で150-200万人。これらの人たちは結局、職場で職位が降格されたり、監督労働を科されたり、「労働教養」に収容されたりした後、さらに量刑を加えられた。
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