香港:中国大陸産の農産物から毒物が検出

【大紀元日本1月27日】国際的なNGO環境保護団体「グリーンピース」の香港支局はこのほど、香港市内6地域の市場から、野菜と果物10種を無作為抽出して残留農薬の検査を行い、中国大陸からの産品5種の中に、世界衛生組織(WHO)が有毒と認定した農薬4種を検出した。調べによると、この4種類の高毒農薬はそれぞれエタミドフォス(Ethamidophos)、メチダション(Methidathion)、酸素メトート(Omethoat)、とトラゾフォス(Triazophos)であり、高い濃度の有毒な農薬が含まれた果物は、すべて中国大陸産であることが分かった。

同組織の調べによると、馬鞍山から購入した「士多●(シードゥオピー)」という銘柄の梨に含まれるエタミドフォス量は規定より2倍も超え、慈雲山センターから購入した柑橘に含まれる農薬は13種類もあり、中には使用禁止されている殺虫剤DDTも含まれており、さらにトラゾフォス量は規定より33倍も超えている。同組織の話しによると、3種類以上の農薬が混在されると、その毒性は単一農薬よりも100倍を超える可能性がある。香港政府は野菜と果物に対する監督管理制度を今までも制定してないため、有毒の果物が市場に流入してしまったと指摘した。(●はくちへんに卑)

同組織は、香港「食物安全センター」の過失によって、市民の食品安全が脅かされたと強く譴責した。「食物安全センター」はこれに対し、「市場に流れている果物に対して絶えず抜取検査を行っており、結果は良かった。同組織の検査結果に評論しない」とコメントした。

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