韓国:1万ウォン新紙幣発行、23年ぶり
【大紀元日本1月24日】韓国1万ウォンおよび千ウォンの新紙幣は1月22日に正式に流通した。旧紙幣に比べ、新紙幣のサイズは小さく、色調は鮮やかで偽造防止の機能が備わっているという。韓国で1万ウォンの新紙幣発行は23年ぶり。
韓国中央銀行は22日に総本部で新紙幣の発行式典を行い、各金融機構への供給を開始を発表した。今回はセキュリティを高めるために、新紙幣には高度な科学技術を駆使し、偽造防止のほか、紙幣のサイズを縮小し、色調を鮮やかにしたという。
韓国の旧紙幣の偽造防止機能が弱いため、これまでにカラープリント、カラーコピー、スキャナーにて紙幣偽造される事件が多かった。現在、韓国国内で流通している1万ウォン、5千ウォンおよび千ウォン旧紙幣のデザインはすでに20年以上に使用されているため、偽造の勢いを止めることは至難である。
1万ウォン新紙幣のデザインは、世宗大王の肖像画のほか、紙幣の表と裏の基礎デザインおよび補助題材の内容は一新された。
新紙幣発行式典で、中央銀行は初めて「AAA」文字のついている1~100連番の新紙幣を公開した。百番までの新紙幣は韓国貨幣金融博物館に保存され、101~10000連番の新紙幣はインターネットのオークションにて販売し、10001~30000連番の新紙幣は民間における一般流通になる。
韓国銀行が発行する紙幣は3種類があり、それぞれ1万ウォン、5千ウォンおよび千ウォンで、5千ウォンの新紙幣はすでに、2006年1月に正式に発行されている。
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